Surfshark One Plusとは
Surfshark One Plusは、Surfsharkが提供するVPNサービスをベースに、追加のサイバーセキュリティ機能を統合したパッケージです。1つのサブスクリプションで、VPNとウイルス対策、ファイアウォール、パスワードマネージャーを同時に利用できます。最大10台まで同時に接続できるため、スマートフォン1台、PC1台、タブレット、ルーターなどを全てカバーする家庭向けや、小規模オフィス向けに適した構成です。
VPN機能の詳細
Surfshark One PlusのVPN機能は、以下の要素で構成されます。
- 高速サーバー:4,200以上の専用サーバーが60カ国以上に配置。ストリーミングやオンラインゲームでの遅延を最小限に抑える。
- Kill Switch:ネットワーク接続が切断された瞬間に自動で通信を遮断し、データ漏洩を防止。
- DNS & IP リーク防止:DNSクエリを暗号化し、外部からの追跡を不可にする。
- 無制限転送量:データ容量に制限がなく、安心してインターネットを利用可能。
- MultiHop:2つ以上のサーバーを経由して通信を行い、位置情報の追跡をさらに難しくする。
- Split Tunneling:特定のアプリやサイトだけをVPN経由に設定できる。これにより高速性とプライバシーを両立。
VPN機能の効果
これらの機能により、Surfshark One Plusは「VPNの基本性能」と「高度なセキュリティ」の両面を実現しています。特に、DNS/ IP リーク防止とKill Switchは、企業や個人のプライバシーを守る上で不可欠な機能です。
デバイス制御と同時接続
Surfshark One Plusは同時接続数を10台に設定しています。以下は推奨デバイス構成例です。
| デバイス | 数量 | 役割 |
|---|---|---|
| Windows/Mac PC | 3 | 仕事用・娯楽用 |
| スマートフォン(iOS/Android) | 4 | モバイルデータ保護 |
| タブレット | 1 | 教育・趣味 |
| ルーター | 1 | 家庭全体保護 |
| 企業ネットワーク | 1 | VPNゲートウェイ |
デバイス管理のポイント
- アプリ内で「デバイスリスト」を確認し、不要なデバイスは「デバイスの削除」操作で切り離す。
- ルーターにVPNを設定する際は、ファームウェアが対応しているかを事前に確認。対応機種は公式サイトで一覧化されています。
- デバイスごとにプロファイルを作成し、必要に応じてSplit Tunnelingを適用すると、特定アプリだけVPN経由にすることが可能です。
価格・プラン比較
Surfshark One Plusは3つの価格帯があります。以下は主な料金表です。
| プラン | 月額 | 年額 | 2年間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Basic | ¥1,200 | ¥11,000 | ¥20,000 | 10台同時接続、無制限転送量 |
| Premium | ¥1,500 | ¥13,500 | ¥24,000 | 追加機能: MultiHop、専用サーバー |
| Pro | ¥1,800 | ¥16,200 | ¥28,800 | さらに高速サーバー、より多くのデバイス制御 |
割引と長期契約
- 1年契約で約15%割引、2年契約で約20%割引。長期契約により月額料金が安くなります。
- さらに、初年度のみ適用の「ブラックフライデー」や「年末セール」期間中は最大30%割引が受けられます。
総合セキュリティ機能
VPN以外にも、Surfshark One Plusは以下のセキュリティ機能を提供します。
- ウイルススキャン:リアルタイムでマルウェア検出。インターネットブラウジング時に自動でスキャン。
- ファイアウォール:外部からの不正アクセスをブロック。ルートアクセスを防止。
- プライベートDNS:DNSリクエストを暗号化し、第三者による監視を防止。
- パスワードマネージャ:安全にパスワードを保存・生成。2段階認証と連携可能。
- 統合管理パネル:1つのダッシュボードで全ての機能を一括管理。設定変更やログ確認が簡単に行えます。
これらの機能は、特に小規模ビジネスや在宅ワークで増えるリモートデスクトップやクラウドサービスの脅威に対して有効です。
Key Takeaways
- Surfshark One PlusはVPNと総合サイバーセキュリティを同時に提供。10台までのデバイスを同時接続可能。
- 無制限転送量、無制限サーバーアクセス、Kill Switch、DNSリーク防止、MultiHopといった高性能機能を搭載。
- 価格は月額¥1,200から開始し、長期契約で最大20%割引。プランは3段階で選択可能。
- ルーター設定で家庭全体を保護でき、ビジネス用途でも柔軟に対応。
- 公式サイトとサポートは日本語で提供されており、導入後のサポートも充実。
実践的実装方法
1. アカウント登録とサブスクリプション選択
- Surfshark公式サイト(https://surfshark.com/jp)へアクセス。
- 右上の「今すぐ登録」をクリックし、メールアドレスとパスワードを入力。
- 支払い方法を選択し(クレジットカード、PayPal、暗号通貨など)、プランを決定。初年度は割引が適用されることが多いので、セール期間を狙うとコストを抑えられます。
2. アプリのダウンロードとインストール
- PC/マック:公式サイトからWindows/Mac用インストーラをダウンロードし、インストール。
- スマートフォン:App Store / Google Playで「Surfshark」を検索してインストール。
- ルーター:公式に対応しているモデルは、管理画面からVPN設定を追加。詳細は「ルーター設定」マニュアルを参照。
3. 初期設定
- アプリを起動し、ユーザー名とパスワードでログイン。
- 「接続」タブでサーバーを選択。推奨は「Turbo Mode」または「Secure Core」モード。
- 「設定」メニューで以下を有効化。
- Kill Switch
- DNS & IP リーク防止
- MultiHop(必要に応じて)
- ルーター設定は、管理画面のVPNセクションで「VPN設定」を追加。サーバー情報(IP、ポート、ユーザー名、パスワード)を入力。
4. デバイス管理
- アプリ内の「デバイス」タブで接続済みデバイスを確認。不要なデバイスは「削除」を選択。
- 「Split Tunneling」を設定し、特定アプリだけVPN経由にすることで速度を最適化。
5. セキュリティの追加設定
- ウイルススキャン:設定からスキャン頻度を「自動」または「手動」に設定。
- ファイアウォール:全デバイスで有効化し、外部からの不正アクセスをブロック。
- パスワードマネージャ:アプリ内でマスターキーを設定し、データベースを暗号化。
6. 監視とメンテナンス
- アプリのダッシュボードで接続状況、デバイス数、トラフィック統計を確認。
- 定期的にアプリを最新バージョンに更新し、セキュリティパッチを適用。
- ルーターのファームウェアも同様に最新化を行う。
まとめ
Surfshark One Plusは、VPNと総合セキュリティを一体化したパッケージで、最大10台のデバイスを同時に保護できます。高速サーバー、無制限転送量、Kill Switch、DNS/ IP リーク防止、MultiHopといった高度な機能を備え、個人ユーザーから小規模ビジネスまで幅広いニーズに応えます。価格は月額¥1,200からで、長期契約で割引が適用されるため、コストパフォーマンスも高いです。導入手順は簡単で、公式サイトやアプリ内のガイドが日本語対応。さらに、ルーター設定で家庭全体を保護できる点も大きなメリットです。Surfshark One Plusを活用すれば、デバイスごとに最適化されたセキュリティ環境を構築し、安心してインターネットを利用できます。